茶道して 身体の範囲が 身に染みる


先日、茶道のお稽古に行ってきました。


教えてくださるのは、福本マサヨ 先生。


いつも着物で、丁寧に、優しさと笑いと厳しさあり、で教えていただいています。


今回は、割り稽古ではなく、初めてお点前のお稽古。


お盆を持って、建水(けんすい)を持って、歩く…。


建水とは、茶碗をすすいだ湯水を捨て入れるための器です。


その建水を持って移動する際は、身体に添わせて左手で持ちます。


最初は「持つ」ことに意識がいきましたが、「身体に添わせて」と言われ、道具と一体になるということか…と勝手に解釈しながら実践。


そして、鉄瓶の前に座り、お盆を置く。


自分の身体の位置、手の長さ、どこにお盆を置けばうまく動けるのか。


自分の身体を把握していないと、良い位置を見つけることはできないと思いました。


ふすまを開閉する際も同じ。


自分の身体と、心の中、イメージの中で向き合います。


自分の身体の範囲を知る、という感じでしょうか。


新しい視点がまた1つ、私の中に入ったような気がしました。


さらに、左手のひらに茶碗を置く際は、親指の位置がいつもマッサージや鍼で使う位置とは微妙に異なりました。


その異なりは、もちろん居心地が悪い


でも、きっと慣れていく


まるで忘れていたものを思い出したかのように。

そうして、使われていなかったところが、使われていく


身体は、いくつになってもそうやって進化していくのだと思います。


もちろん、それは着物を着る際にも同じ。。


一連の動作が身体にしみ込む日まで、励んでいきたいと思います^^


それでは、今日はこのへんで。

いつも最後までお付き合い頂き、有難うございます。

 

やまさきさちよ