着物と身体の使い方


一昨日、友人の結婚式があったので、今年に入って初めて「きものさんぽみち」の飯田先生に今月は2回お世話になってきました。

いつも、頂いたまままだ着たことのない着物をもっていっては、素材、シーン、歴史など、様々なことを教えてもらっています。

 

今回の着物は、母の成人式の着物を仕立て直したものなので、ツルツルっとした素材の訪問着。

結婚式があるたびにチャレンジしますが、なかなか満足いくように着れないんですよねー^^;

 

で、今回のお稽古では、着物を着る時の身体の使い方をたくさん教えてもらいました。

 

着終わったあとに、少し襟元を修正する際、手首をグルンと折り曲げて、胸の脇から着物の中に手を通して、襟元まで手をもっていく。

 

背中にシワがあれば、両手を後ろに持って行き、両方の親指でシワをのばす。

 

帯がきつく巻けないときは、お尻を手と反対方向にギュンと突き出して、反動の力を利用して、しっかりと帯を巻く。

 

などなど、洋服をきるときにはない身体の動きが、着物をきるためにはワンサカ出てきます。

 

以前、飯田先生から、「着物を着ているからか、四十肩、五十肩になっていない」というお話がありました。

着物を着ていると、肩関節もいろんな方向に動かさないといけませんもんね。

 

日常生活にとって、服を着る、ということは必須です。

その毎日必ずしなければいけないことの中で、着物を着るためには、身体を使わなければならない。

 

昔の人は、そうして、日常生活の中で身体の使い方を身体で自然と学び、強い体を構築していたのではないでしょうか。

 

現代人は、洋服をパパッと着て、終わり。

というシーンがたくさんあります。

 

たまには着物を着て、普段使わない筋肉を使うのも、いいトレーニングになると思いますよ。

 

それでは、また。

 

ちなみに、練習の成果はこちら(奈良ホテルにて)。

DSC_1968

 

うーん、まだまだ。

 

やまさきさちよの日日是好日

 


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